せかうな

世界で一番うなぎがうまい

好みの色のPCケースが無いのなら自分で塗ればいいじゃない

と思って色を塗ったPCを買い替えたのでこの記事を書いている。 タイミング的にもうこのPCは今は存在しない。 ただそんな経緯で結構愛着があるPCだったので記録に残したかった。

ここみてその1:黄色と黒のツートンカラー

ケースはFractal DesignのDefine Mini CのTGモデルなのでそれなりに良いケースだった。だから塗装をする決断をするまでに少し躊躇した。 そして塗っている途中は若干やってしまった感が漂っていたことは否めなかったが仕上がりは大満足だった。 使ったスプレーの説明に黄色とあったので黄色としているが塗り終わった状態の色を見るに、 黄色というよりはむしろ山吹色とかオレンジ色に近いように見えた。

単純に好きな色が黄色とかオレンジ系統の色でその色のケースが欲しいと常々思っていたのだけれど、今回自分で塗装する一歩を踏み出すきっかけだったのはLogicoolから発売されたPOP KeysとPOP Mouseだった。 色味がとても好みで、この色に合わせたケースがあれば良いなあといつもより強く思うようになった。 細かい部分を見ると粗はあるものの、数回重ね塗りするなどした結果それなりに見栄えがする出来になっていると思う。

なおPOP Keysについては程なくして手放すことになった。 正直買う前から知っていたことではあったのだけれど、BackSpaceとかEnterの更に右側にキーがあるとなんかミスタイプするし邪魔ってのと、 丁度このとき何周目かのデスクトップLinux推しの時期が重なったことでUbuntuを使っていたがために、 POP Keysのアイデンティティの一つである右サイドの特殊キーを制御するアプリが動かなかったという致命的な問題のためである。

ここみてその2:ファンの色

塗り始めたらファンの色も同系色に揃えたいなという衝動に駆られ、黄色単色のケースファンを探し始めた。 ただこれが想像以上に難航して、いい感じの色と値段のファンがなかなか見つからない。 基本的には白黒グレーあたりの単色のファンがほとんどで、更に最近の流行りとしてとにかく光るものが多かった。 黄色はそれなりに目立つ色ではあるが、別に光らせたいわけではないんだよなあという自分の要件と現在の市場がなかなかマッチしなかった。

AliExpressとかBanggoodでも物色しつつ、秋葉原でも何件かはしごして探したのだけれどこれというものがなく、結局日本のお店で手に入れることは諦めてNeweggで注文した。 白いファンを買ってこれも塗るかとも考えたが、分解して塗って組み直すのが少し面倒そうということと、ひっかかりみたいなものができたら嫌だなと思ってその案は却下した。 製品写真を見ると黄色!!!って感じだけれど実物はこれも奇跡的に塗装した本体の色とマッチした赤みがかった黄色だった。 今見ると在庫はないようだけれど当時は一つ10~12ドルくらいで買えた覚えがある。

www.newegg.com

ケース前面の2台(パネルに隠れて見えない)と後面の1台、CPUファンの合計3つのファンを換装した。 側面のガラスパネルからちらっと見える黄色のファンがお気に入り。

自作PCの見た目について

一般的に購入できるPCケースは圧倒的に黒が多く、あとは白だったり銀だったり、ごく少量変わり種の機構を持った変態ケースがあったりする。 静音性に代表されるようなPCケースとしての機能を選ぶと質実剛健なメジャー色以外に選択肢はほぼない。性能と色の欲求を同時に満たすのは非常に困難と言わざるをえない(黒もかっこいいんだけどね)。

個人的にはゲームをしないのであまりスペックを突き詰めることはなく(といっても第9世代i9とRTX3060だったが)、そうなると最後はやっぱり自分にとって所有欲を満たせるかとか、テンションが上がるか、かっこいいかどうかが重要になってくる。今回は奇跡的に色々なものが噛み合った結果納得がいくものができた。

MINISFORUMのミニPCに買い替えたわけだけども、次にミドルタワーくらいのものを買った時に自分で塗るかといわれると即答はできないが、「とりあえず黒」から脱却できたのは良い体験だった。

おまけ

色を塗っている最中の様子。正直このときは半分くらい後悔してた。